Bonsoir、こんばんは。2か月半ほど集中してフランス語の勉強をしておりました。6月半ばにフランス語検定の試験があり、3級を受験してきました。初めての受験で3級を選択し、少々難しかったのですが、結果は無事合格でした。フランス語を勉強し始めて半年、一発で3級に合格することができましたので、結果と感想、仏検3級について記事にします。
実用フランス語技能検定試験とは?
フランス語検定(通称仏検)はフランス語教育振興協会が実施しているフランス語能力試験です。フランス語検定は年に春季と秋季の2回しか実施されていません。中国語よりも世界的にはメジャーですが、日本ではマイナーということでしょうか。受験級は5級から1級まで(2級のみ準2級がある)の6段階に分かれています。
フランス語の能力試験は、仏検のほかフランス政府の実施しているDELF・DALFという試験があります。こちらはフランスへ留学する際に必須の試験になります。
フランス語検定3級(仏検3級)
今回私が受験してきたのはフランス語検定の3級です。下には4級、5級というさらに優しいレベルがありますが、2か月半集中して頑張ってきたので、思い切って3級にチャレンジしてみることにしました。フランス語の学習歴は半年間ですが、レベルとしては大学での第二外国語としての授業で2年間を終了したぐらいかと思います。大学での第二外国語としての授業を2年間、まじめに勉強していれば取れないことはないかなと思います。
なお、おすすめのフランス語教材は別記事にまとめてありますので合わせて確認してみてください。
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フランス語の多読・多聴はこの教材で完璧!
フランス語に限らず、言語習得で最も重要なのがいかに多くを取り込めるかだと信じています。私自身、基本的な勉強スタイルとしては、とにかく聴き(多聴)、とにかく読む(多読)。これに限ります。どちらかというと ...
試験内容と難易度
難易度は必要語彙数1670語で勉強時間はおおよそ200時間とされています。おおむね英検の3級と同程度か、もしくは少々難しいかなという感覚です(あくまでも主観です)。
フランス語検定の公式サイトで仏検3級は、基礎の総まとめとされていて、
フランス語の分構成について基本的な学習を一通り終了し、簡単な日常表現を理解し、読み、機器、話、書くことができる。
と説明されています。学習時間としては200時間(大学で第一言語としてであれば1年間、第二言語としてであれば2年間のレベルに相当と説明があります。私自身、初めての学習でしたが、なんと半年で1発合格することができました。その際の勉強方法や教材については別記事にまとめてありますので参考にしてみてください。
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一発合格!フランス語検定3級に使用した参考書
こんばんは。2018年1月にフランス語の勉強をゼロから開始し、2018年6月に行われたフランス語検定春季試験で無事3級に合格したわけですが、その際に利用した参考書は勉強方法などを紹介したいと思います。 ...
なお仏検3級は面接問題はありません。フランス語検定はリーディング問題から入り、リスニングで終わる流れになっています。
リーディング
内容は3級ということもあり、文法問題が多かった印象です。文法問題は時制の問題、動詞活用、前置詞などが含まれます。
筆記問題はまず慣用句に関する問題から始まります。これはスペルを解答用紙に書き出す形式となっており、スペルの正確な暗鬼が必要です。次に動詞の活用に関する問題が出題されます。こちらも同じくスペルを書き出す形式となっています。
筆記問題の前半2つはスペルを書き出す形式となっているため、正確なスペルの暗記が必要です。また、単語の並べ替えもあるため、形容詞の位置などは正確に理解していないと合格は難しいかと思います。
読解問題では、内容を理解し、正誤を答えるものですので、きちんとフランス語を学んでいればそこまで難しいことはないと思います。
リーディング問題全体を通して、基礎的なフランス語力があれば解けないことはないかなと感じました。しかし、形容詞の位置やスペルの暗記などは重要になるでしょう。
文法問題に関しては、形容詞や時制についての問題が多かった印象です。私自身、2か月半の特訓で文法を中心に学んだものの、時制は身についておらず、今回の試験では多くを間違えてしまいました。。。
リスニング
リスニング問題は文の穴埋め問題、写真選択問題、正誤問題の3つに分かれています。フランス語検定のリスニングは3回流れます。聞き取りさえできれば穴埋め問題は難しいことはないでしょう。
次の写真選択問題はTOEICのPart 1のような印象です。ただし、異なるのは問題5つに対して写真が9つあるということです。ある程度消去法を使うことはできますが、すべては無理ですのでやはりリスニング力を強化することが必要になってきます。
最後の正誤問題は純粋にリスニング力を問われるものになります。小手先のテクニックは通用しないので、フランス語を聞き取れるように勉強しましょう。
合格基準と合格率
フランス語検定の合格率と合格基準は毎年公表されています。3級は基本的には6割(60点)が合格ラインとされています。合格点は難易度によって多少前後することもありますが、6割取れれば合格と考えていて大丈夫でしょう。
合格率はここ数年は5割~6割前後で推移しています。中国語検定3級の合格率と比較すると、優しい試験なのかもしれません。
試験結果と感想(2018年春季試験)
ということで試験結果についてです。結果は合格点60点で、私の得点が66点。無事に合格することができました。私自身、英検は4級から、中国語検定も4級から受験してきましたが、3番目に手を出す外国語、フランス語は3級からの挑戦にしました。
結果1発で合格することができ、本当に良かったと思います。
リーディング | 44/70 |
リスニング | 22/30 |
合計 | 66/100 |
合否結果は英検と同じように合格証書が同封されてきました。やはり試験の証明書はきちんとした合格書が入っているほうが嬉しいですよね♪
まとめ
フランス語検定は、フランス語学習者であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。年に2回しか実施されていませんが、フランス語学習者であればぜひ取得しておきましょう。私は3級から挑戦しましたが、まずは順を追って4級からの受験をお勧めします。リスニングは3回流れますが、油断せず、1回で聞き取りできるよう勉強を続ければ合格できると思います。