英、仏、中、西、剌、日の6か国語習得し、マルチリンガルを目指すブログ。英検1級、TOEIC 925、仏検準2級、中検3級達成。

目指せ、ヘキサリンガル!

フランス語の多読・多聴はこの教材で完璧!

フランス語に限らず、言語習得で最も重要なのがいかに多くを取り込めるかだと信じています。私自身、基本的な勉強スタイルとしては、とにかく聴き(多聴)、とにかく読む(多読)。これに限ります。どちらかというと、何もしなくても耳に入ってくる“多聴”のほうが私は実践しているような気がします。英語では、アカデミー出版のイングリッシュアドベンチャーを活用していました。正直ほとんど聞くだけでしたが(笑)。ただ聞き流すだけでも、面白いストーリーだと聞き入ってしまうもので、リスニング力の上達には重宝しました。前置きが長くなりましたが、そんなわけで今回はフランス語の“多聴”におすすめの教材を紹介します。

基本的には、「聞き流すだけ」でも効果はあると個人的には思っています。しかし、聞き流しているだけでは単語を調べたくてもスペルがわからなかったり、文字と音とのリンクがなかなかできなかったりします。そこで重要になってくるのが音声とともに、テキストも入手できるかです。

2015年9月5日に放送された「世界一受けたい授業」で取り上げられた西大和学園でも多読と合わせ多聴が取り入れられ、英語力が格段に向上しました。

音声付き小説

まずは音声付小説を聴くことから始めましょう。小説であればストーリー性があるので内容にも興味を持てますし、聞き取れなかったり、わからない場所があっても想像である程度補うことができます。

IBC対訳ライブラリー

そこでおすすめなのが、IBCパブリッシングの出版している対訳ライブラリーです。これはフランス語の小説に和訳がついているもので、さらに音声CDがついてくるのが特徴です。

本を開くと、左側のページにフランス語で、そして右側のページに日本語訳が書かれています。それだけでなく、ページ下部には単語や熟語の説明が書かれていたり、途中のページにフランス語表現に関する説明があったりと非常に活用できる形式になっているのです。

ただ、文章的にはちょっと難易度が高めなので、中級以上の方にお勧めです。自分は入門者レベルの時から使っていましたが。。そうすると単語の活用がわからなかったり、時制がわからなかったりと辞書を引くのも一苦労なんですよ(苦笑)。それでもフランス語の能力向上には役立ちましたけどね。

Les Aventures d'Arsène Lupin, gentleman-cambrioleur

いくつかあるIBC対訳ライブラリーの中でもおすすめなのが「フランス語で読む怪盗ルパン傑作短編集」です。個人的に推理・冒険小説が好きというのもありますが、これは中級者向けにリライトされたバージョンになっているため、取っつきやすいというのもあります。非常に聞きやすい音声で楽しみながらフランス語を勉強することができます。

Le Petit Prince

「星の王子さま」は非常に有名なストーリーですので、日本語でも読まれた方も多いのではないでしょうか。星の王子様(Le Petit Prince)はおすすめではありますが、内容が難しく、フランス語も原書に近いため、上級者レベルでないとなかなか難しいかもしれません。それでも非常に良い本ですので、実力を試してみたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

オーディオブック

オーディオブックは、一般に出版されている書籍を音声に起こしたものの事を指します。和訳すれば音声付小説になるのですが、小説以外も存在するのが特徴です。「フランス語 オーディオブック」や「French audiobooks」などで検索すれば、山ほど出てきます。内容は基本的にフランス語の原文をそのまま音声に起こしたものがほとんどなので、難易度は高めです。しかし量が豊富にあるので、自分の好きな小説の原文をフランス語で聴くなどといった楽しみ方もできます。

Podcast

次におすすめするのが、手軽に利用できるポッドキャストです。iPhone、androidのアプリで簡単に聞くことができ、かつ無料なのでおすすめです。

RFI - Journal en français facile

RFI - Journal en français facile はフランス語ニュースが簡単に、かつゆっくりになっているポッドキャストです。また、スクリプトも入手可能なのがプラスでよいですね。最初のうちは内容が難しくて聞き取れないものも多いですが、毎日聞き続ければ徐々に聞き取れるようになるでしょう。

 

 

French News - NHK WORLD RADIO JAPAN

Journal en français facileと同じようにおすすめなのが、NHK World のFrench Newsです。これは日本人に聞き取りやすいフランス語で話されているのと、内容が日本に関係するニュースなので文脈が理解しやすいのがポイントです。これもなかなか簡単ではありませんが、ずっと聞いていると固有名詞などから徐々に内容が聞き取れるようになってきます。

まとめ

日本に住んでいてフランス語を勉強する場合、留学と異なるのは圧倒的にインプットが少ないという点です。しかし、インターネットが普及した今、リスニング教材は簡単に手に入るようになりました。時間のない現代人でも、通勤途中や休み時間、帰宅してから単に流しておくだけでもインプット量は増やすことができます。

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