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英検CBT、対策は今まで通りで大丈夫?本格運用が始まったCBTの対策とは

英検CBTが2018年8月より毎月受験できるようになりました。英検CBTとはコンピュータ上で行われる英語検定試験で、読む・聞く・書く・話すの四技能をすべて1日で受験できる試験です。2014年より試験的に実施されていましたが、今年の8月より本格的な運用が始まりました。コンピュータを利用した試験を活用することで、採点の短縮と受験機会の増加が期待できます。では、その英検CBTは今までの英検とどこが違うのでしょうか?試験対策は今まで通り行っていれば合格できるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

英検CBTとは

英検CBTとは、Computer Based Testの略で、日本英語検定協会の実施している英語検定をコンピュータ上で受験する試験のことです。通常の英検と同様、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能が測定され、すべて1日で完結するように設計されています。2018年8月より、毎月1回、日曜日に実施され、試験結果も2週間ほどで公開される非常にスピーディーな試験になっています。

試験方式は異なりますが、通常の英検と同様に評価され、合否はもちろん、近年CEFRに対応して導入されたCSEスコアも取得できます。2018年9月現在、受験可能な級は英検2級、準2級、3級の3レベルとなっています。

大学入試英語成績提供システムに英検を利用する場合、この英検CBT、もしくは2020年より始まる英検S-CBT/英検S-Interview試験が対象になります。従来の英検は大学入試英語成績提供システムには利用できませんのでご注意ください。

ちなみに英検CBTを実際に受験した人へのインタビューを行っています。今後の受験の差運航などに合わせて確認してみてください。また私自身が受験した英検CBT本格導入前のサンプル受験についても記事にしていますので合わせて確認してみてください。

【インタビュー】英検CBT受験者4人に聞いた!英検CBTの感想は?

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また、併せて英検CBT公式サイトも確認してみてください。

英検CBTの対策方法

さて、コンピュータで受験する英検CBTですが、対策は今まで通りで大丈夫なのでしょうか。結論から言うと、英語レベルに関しては従来の英検と変わりませんので、今まで通りで問題ありません。しかし、コンピュータ上で受験するという試験方式の違いから、対策は必須といえるでしょう。

参考書

残念ながら、2018年9月現在、英検CBTに対応した参考書は販売されておりません。今後販売される可能性もありますが、とりあえずは従来の参考書を使うことになります。英検3級~英検2級までは豊富に参考書が容易されているので、自分にあった参考書を選択しましょう。

なおおすすめの参考書は、旺文社の英検総合対策教本、でる順パス単、過去問のトリプルセットです。

英検総合対策教本

旺文社の英検総合対策教本はその名の通り、1次試験から2次試験(面接)まですべての情報をカバーしています。最新のエッセイ問題などにも対応しているのでお勧めですよ♪

単語ブック:でる順パスタンシリーズ

単語ブックは数多く存在しますが、その中でもでる順パス単シリーズは単語のカバー量が半端なく、また英検の過去データ分析による単語ブックとなっているので、本当に当たります。勿論単語ブックは相性もありますが、迷ったらでる順パス単シリーズを選んでみてください。

過去問

最初に紹介した総合対策教本は1次試験から2次試験までカバーしているのでおすすめではありますが、問題量が少な目になってしまいます。そこで、量を補うため過去問を使いましょう。過去問集は様々出ているので、出版社はどこでもよいと思います。

コンピュータ受験になれる

参考書とは別にコンピュータ上で受験する試験になれる必要があります。特に重点的に力を入れたいのがタイピングスピーキングです。特に英検2級ではエッセイライティング(100語前後)となりますので、時間内に自分の意見をコンピュータにスペルミスなく入力できるようになる必要があります。そのため、ブラインドタッチの練習は必須でしょう。

タイピング練習

タイピング練習は様々なゲームソフトなどで行えるので、それらを使って練習をしておきましょう。キーボードでのタイピングに自信がないという方は、まずはホームポジションを大切にして練習をしましょう。ホームポジションを守っていない場合、スピードには限界がありますし、正確性にも差が出てきてしまいます。

おすすめは英語でタイピングができるソフトを使うことです。英語も覚えられますし、タイピングも習得できて一石二鳥です。また日本語と英語のタイピングは異なるので、英検CBT受験を考えているのであれば、初めから英語でタイピング練習をしましょう。

マイクでの会話

最後はマイクを使った会話練習です。英検CBTではコンピュータへ向かって英語を録音する形でスピーキング試験を行います。コンピュータに向かうので対面よりも緊張しないかと思いきや、周りに人もいるのでなれないと恥ずかしさで声が小さくなってしまうこともあります(笑)。したがって練習時から、コンピュータに向かってマイクで録音をするようにしましょう。

会話練習は一人ではなかなか上達しませんので、おすすめはオンライン英会話教室を使うことです。オンライン教室であればパソコンへ向かって話すので、英検CBTの予行練習にもなります。

総仕上げ

英検CBTの受験準備が整ったら、最後の総仕上げとしてオンラインでデモテストを受験しましょう。英検CBTのデモはありませんが、TEAP CBTのデモ問題が類似した形式になっていますので、問題を解くというよりは、英検CBTの流れを知るという目的で一度使ってみるとよいでしょう。

さらに力をつけたい方は?

英検CBTはTOEFL iBTと類似する部分も多くあります。TOEFL iBTは非常に高度な英語試験ですが、さらに力をつけたい!という方は、TOEFLの参考書(パソコン上で操作するものがおすすめ)を使って時間感覚を研ぎ澄ましてみてください。あくまでも、英検2級は高得点で合格するぐらいの実力で、「さらに力をつけたい人」向けの提案です^^

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