英、仏、中、西、剌、日の6か国語習得し、マルチリンガルを目指すブログ。英検1級、TOEIC 925、仏検準2級、中検3級達成。

目指せ、ヘキサリンガル!

HSK 6級突破に必要なリスニング力(聴解力)はどうやって身に着ける?

こんにちは!Lainaiです。今回はHSK最難関の6級、HSK 6級を突破するためには高度な中国語聴解力が必要となります。HSK試験にかかわらず、中国語のリスニングで苦戦される方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。日本人であれば、漢字を見て意味が何となく理解できてしまうので、中国語を分かった気になりがちです。でも、実際はその漢字をピンイン読みしようとしても、なかなか答えられない。ということはないでしょうか?ピンインがわかれば、聞き取れるようになるはずです!

ということで、私が留学中から実践していた聴解力UPの方法をご紹介しますね。

中国語で日本のアニメを見る

HSK 6級の勉強をはじめるぞ~!と意気込んで、いきなり6級のリスニング問題を聞き始めても、なかなか聞き取ることは難しいです。もしそうであれば、中国語を聞き取る土台がしっかりできていないからだと思います。そこで、私は中国語でアニメを見るようにしていました。

一日3話『蜡笔小新(labixiaoxin)』を見る!?

蜡笔小新とは中国語でクレヨンしんちゃんのことです。

中国へ留学して間もないころ、授業中に先生が言っている中国語が全く聞き取れず、同桌(tongzhuo)(隣の席のクラスメイト)に勉強方法を聞いたことがあります。すると、ルクセンブルク人の彼は「クレヨンしんちゃんを毎日中国語で見てみたら?」とアドバイスをくれました。

ちょっと意外な方法に聞こえますよね?私もはじめは半信半疑でした。しかし、初めて見るとこの方法は案外理にかなっているなと感じました。なぜならクレヨンしんちゃんの会話は主に、みさえとしんのすけが話す日常会話なのです。日本語に置き換えて考えてみても、そもそも日常会話が聞き取れないのにニュース番組は聞き取れませんよね?

HSK 6級のリスニング問題では、ニュース番組のような難しい話も含まれてきます。しかし、焦らないでまずは日常会話に慣れましょう。

クレヨンしんちゃんを毎日見て、中国語に耳を慣れ差で、土台をしっかり作っておけば、出会ったことのない単語を耳にしたとしても、その音から意味を推測できるようになります。

蜡笔小新(クレヨンしんちゃん)はどこで見れるの?

中国は良くも悪くも、コピー大国です。探せば日本のアニメは無料で大量に出てきます。蜡笔小新は日本でもYouTubeで検索すれば見ることができます。中国へ留学中の方でしたら、「爱奇艺(aiqiyi)」という動画閲覧アプリをダウンロードすれば、みることが可能です!どちらで見ても字幕付きなので、わからない言葉が出てきたら字幕をもとに調べてみてください。そうすることで、ピンインを覚えるきっかけにもなります。

ほかにお勧めのアニメ

日本のアニメは中国でも人気で、中国語訳されているのが大量にあります。タイトルも含めてすべて中国語になってしまっているので、中国語版を探すには中国語名を知っておく必要がありますね。

私のお勧めは「蜡笔小新(クレヨンしんちゃん)」や「我们这一家(あたしンち)」がお勧めです。自分の好きなアニメやテレビ番組を見つけて、楽しくリスニング力を身につけましょう!

日本のアニメの中国語名

クレヨンしんちゃん 蜡笔小新
あたしンち 我们这一家
ドラえもん 哆啦A梦
進撃の巨人 进击的巨人
ちはやふる 花牌情缘
名探偵コナン 名侦探柯南

アニメでどのくらい聞き取れるようになったのか?

実際にアニメだけでどのぐらい聞き取れるようになったのでしょうか。まずはHSK 5級のリスニングスコアから比較します。留学前の2015年6月では51点と6割にも満たない結果でした。しかし毎日「蜡笔小新」を見続けた結果、一年後の2016年6月に受けたHSK 5級は91点と飛躍的にリスニングを伸ばすことができました!さらに同年12月のHSK 6級のリスニング試験では72点を記録することができました!

実際に過去問を勉強し始めるのは最後の最後!

過去問は試験対策では王道ですが、焦る気持ちを抑えてまずはアニメを見ながら基礎を作ることに集中しましょう。土台をしっかり作ったら、いよいよ過去問を解いていきます!いろいろな過去問集が販売されていますが、私はどの参考書を使っても同じやり方を試していました。

それでは、リスニング試験の『5ステップ勉強法』をご紹介します!

  1. まず一通り問題を解く。
    ⇒この時は聞き取れなくても気にしなくてOKです!
  2. 答え合わせをする。
    ⇒正答率よりも、聞き取った内容が本当にあっているかどうかの方が大切です。間違えていたとしても気にしなくて大丈夫なので、次のステップで問題をどう聞き間違えたのかを発見しましょう。
  3. もう一度問題を聞いて解いてみる。
    ⇒実際の試験では1度しか放送されませんが、練習なので何回でも聞きます。
  4. 解答の中国語と日本語訳を見る。
    ⇒視覚的に内容を理解できれば、次のステップで何も見ずに聞いた時に理解度がグンっと上がっています。
  5. 解答を伏せ、もう一度問題を聞いて解く。
    ⇒ここまでくればすでに3回聞いたことになりますね。中国語と日本語訳も見ているので、内容の8割が聞き取れるようになっているはずです。

この方法を繰り返せば、HSK6級の問題に慣れることができ、試験中どこで特に集中するべきなのかも感覚的に身に着けることができます。

私は、ご紹介した通りじっくり時間をかけて過去問を解くようにしていました。HSKの受験日から逆算して、だいたい当日までに7~8回分の過去問を解いておくと自信をもって試験に挑むことができるでしょう!

耳が慣れて聞き取れるようになるには誰でもそれなりに時間がかかります。焦らずに、確実に積み上げていきましょう。别着急,慢慢来!

それでは、皆さんも楽しくリスニング力を身に着けていってくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。再见!

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