英、仏、中、西、剌、日の6か国語習得し、マルチリンガルを目指すブログ。英検1級、TOEIC 925、仏検準2級、中検3級達成。

目指せ、ヘキサリンガル!

HSKK口試(高級)合格!試験の感想や内容、流れを説明!

你好大家!こんにちは、Lainaiです。今回はHSKK高級の試験全体の流れや、受けてみての感想を書いていきたいと思います。

試験会場の雰囲気

私はHSKKの初級、中級と受験してきましたが、高級の試験会場の雰囲気はそのどれとも違っていました。まず、試験前の待合室では、受験生が流暢な中国語で会話していたりします。「え、帰国子女しか来ていないのか?」とかなり不安な気持ちになりましたね。

HSKK高級の試験レベルは、公式HPによると

「中国語で自分の意見や見解を流暢に表現することができる」(https://www.hskj.jp/level/s_high/)ことが求められます。

「もう流暢っていうか、半分中国人ちゃうの?」というような人ばかりでした。おそらくですが、他の受験生もそれなりに不安だったのだと思います。試験前にそうして会話しているのは、ウォーミングアップをしているような感覚なのでしょうね。会場の雰囲気にのまれてはせっかくの試験が台無しです。この記事を読まれた皆さんは「HSKK高級ってそんなもんなんだ~」くらいに思って試験に臨まれると、あまり驚かずにスムーズに試験に入っていけると思います。不要太紧张!(あまり緊張しないで!)

試験の流れ

HSKK高級の試験も、初級・中級と同様で、ICレコーダーが一人一人に配られ、それに音声を吹きこんでいく形式です。会話能力を測る試験ではありますが、試験官と中国語で会話するような形式ではありません。

私は個人的に英検のように対人で会話する方がやりやすいです。なぜなら、普段からICレコーダーの使い方に慣れていないので、「きちんと録音されているよな?」「きちんと保存されているよな?」とその都度不安になったりするからです。

もう一つ対人の方がやりやすい理由があります。それは、一つの教室に何十人と受験生が入り、一斉に試験が開始するのでみんな同時に話し始めますよね。ということで、周囲の声が気になって、自分が何を話しているのか、どこまで話したのかが分からなくなることが多々あります。

とは言いつつも、試験形式を選択できるわけではないので、このICレコーダーに吹き込む試験形式に慣れていく必要がありますね。もちろん試験開始前にICレコーダーの使い方を解説してくださります。試しに話してみて、録音できているか確認したり、保存したりする練習時間も設けられているので、過度な心配は不要です。わからないことがあれば手を挙げて試験官を呼べば(日本で開催されている試験であれば)日本語で対応してくださるはずです。

試験問題と押さえておきたい注意点

私はヤマを張って試験に挑んでいました。第一部分は苦手だから、気楽にいこう。第二・第三部分では満点取りに行く!という感じです。

特に第一部分は120字から140字程度のショートストーリーを聞いて暗記し、直後に1分間で復唱するというものです。要約を話すのではなく、さっき聞いた内容をそのまま復唱します。聞いている間もメモは自由に取れます。

私が受験した時は脳科学に関する内容で、全く聞き取れませんでした。もしここで自分の得意な分野の話が当たれば運がいいですね。私は本当に聞き取れなくて、聞き終えた瞬間一気にふっきれ、第二部分、第三部分に切り替えよう!と思えました。(笑)

周りの「デキる」受験生は1分間めいっぱいの時間を使ってレコーダーに吹き込んでいますが、気にしません。自分の得意なパートで得点を稼げばいいのです!

第一部分が終わると10分間の準備時間が設けられています。ここで注意が必要なのですが、これは第二・第三部分に対する準備時間なので、決して第二部分しか準備できていなかった!ということのないように気を付けてくださいね。

第二部分は朗読です。ここは決して難しくないので、一旦さらっと目を通して大丈夫そうだと感じたら、第三部分の準備に入りましょう。第二部分でもしわからない単語に出会ったとしても、「何となくこんな音だろうな、この発音に違いない!」と自信をもって読んじゃってください。第一部分で大きくつまづいた私は、第二部分から変な自信がわいてきて、堂々と話すことができました。自信満々でいて大丈夫です。もし留学経験もなしでHSKK高級にチャレンジしている方がいらっしゃれば、それだけですごいことだと思います。留学経験のある方は、その経験を全部だしきる!とおもって思いっきり試験に挑んでみてください。試験後に「やりきったぞ」という大きな充実感が味わえると思います。

続いて第三部分ですね。質問文が二つ書かれていて、それに対する答えを各二分半で話していきます。二分半とは結構長い時間に感じるかと思います。自分が話す内容のメモは取れますが、ここで文章にまとめて書き留めておくことはお勧めしません。出来れば話したい内容のキーワードをいくつか書き並べて、「だいたいこんな感じで話そう」と骨格だけメモしておきましょう!すると話に幅を持たせることが可能です。

私は1分近く時間を持て余してしまいました。周りの「デキる」受験生たちは余裕でまだまだ話していますが、気にしません。余った時間で思いついたことがあれば、追加で話していけばよいです。まとまった話し方ができればベストですがなかなか難しいので、思いついた順にぽつりぽつりと話していってみてください。

結果、何点だったの?

こんな感じで試験全体としては息切れしながら走り抜けたような感じもしますが、何とか62点で合格していました。100点満点で60点が合格ラインなので本当にギリギリですね。受かって良かった~。でも、もっと点数を伸ばしたいので、タイミングを見てもう一度受けたいな、と思っています!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。皆さんの試験のお役に立てていれば幸いです!それでは!再见!

  • B!