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【インタビュー】時間がない!でもあきらめるな。2次試験2日前からの勉強で合格した吉田さんの体験記

こんにちは。合格率1割といわれる英検1級。面接試験は1次試験合格後のため、分けて勉強できますが、その分難易度も高くなっていますよね。英検1級1次試験に合格したはいいものの、忙しくて2次試験対策にあまり時間を割くことができないという方も中に入るのではないでしょうか。

今回は忙しさのため、時間が取れず結局本格的に2次試験の勉強を始めたのは試験の2日前という吉田さん(女性)に試験内容や勉強方法などについてインタビューを行いました。

正直2日前というのは、かなり無謀な気もしますが、本当に時間がないという方は参考にしてみてください。

吉田さんのプロフィール(大学生女性)

法学部在籍の大学生です。小学校3年生ぐらいからくもんに通って英語を勉強していました。中学、高校は中高一貫校の私立へ進学し、大学受験用の英語を勉強していました。英語圏への留学はないですが、フランスへ留学へ行っていたこともあります。公務員試験の勉強をしていて、英検1級をとると25点ぐらい加点されるのと、1級を持っていると面接での印象が良いかなと思い、受験しました。

英検は1級のみで他にTOEIC 930も持っています。

2日間でどのように対策をした!?

―英検1級2次試験の対策は具体的にいつごろから始めましたか?

そうですね。英検1級1次試験は落ちたと思っていたので全く手を付けていませんでした。合格発表で1次試験合格を知りましたが、勉強する時間がなくきちんと勉強を始めたのは2日前ぐらいからでした。

―なるほど。2日前からってかなりやばいですね。もともと英語は得意だったのですか?

そうですね。もともと英語が得意だったということもあると思います。ただ、英語の成績はフランス語の勉強を始めてから上がりました。フランス語をやっていると発音や語尾変化がフランス語にはたくさんありますが、英語を勉強すると単純だなと思うことがあり、それから英語が楽になりました。

また、父親が通訳をやっていて、語学には抵抗はありませんでしたし、大学1年生の時に少しだけドイツ語をかじったこともあります。

―そうなんですね。とはいえ2日間で合格までこぎつけるとは、勉強方法が気になりますね。どのように勉強されたのでしょうか。

対策はすべて独学です。時間がなかったので、英検1級2次試験用の参考書「面接大特訓」についてるCDをとにかく聞きまくりました。あとは参考書を繰り返し確認し、得意なトピックに対応できるよう備えました。

―それだけで合格できてしまうってすごいですね。では試験当日の勉強方法や試験会場について教えてください。

試験当日は、緊張しちゃうので勉強はなのもしませんでした。ひたすら音楽を聴き、何も考えずに試験会場へ行って受験しました。

ちなみに試験会場は麹町学園女子中学校・高等学校というところです。待合室が女の人しかいなく、多分男女別なのかなと思いましたが、それ以外は普通の試験会場でした。

―ありがとうございます。試験内容についてはいかがでしたか?

スピーチのトピックは「日本の若者がプレッシャーを感じながら生きているか」というような内容でした。

日本の場合は、高校、大学、就職とレールに乗らなければいけないというプレッシャーがあるというような感じで答えました。ぶっつけ本番で、とにかく沈黙しないようにだけ意識していたので、スピーチのスタイルからは外れ、2分間のアラームが鳴りスピーチを止められました。結局まとめは言えずに終わりました。

―なるほど。質疑応答ではどのような質問が出ましたか。

質疑応答では、私自身小学校から塾へ通っていたので、それでプレッシャーを感じたかや、今現在社会人になろうとしているときにプレッシャーを感じるかというような質問がありました。

他にもプレッシャーに関連し、日本の教育制度についてギャップイヤーが必要かや、教育制度を改善するためには、現在何がマイナス点があげられるかなどの質問がありました。

それらに対して、既定路線から外れることについて、日本人は年齢を気にしすぎていて、そのために深く考えず、大学へ入るから大学の勉強が意味をなさない。というような感じで答えました。

―結構教育関係の話が多かったのですね。試験を終えてみて、ご自身の感触としてはいかがでしたか?

そうですね。1次試験も2次試験も落ちた思っていました。2次試験については結論が言えなかったため、落ちたと思い6月に受けようと思っていました。

―結果的には合格だったわけですよね。試験で英語以外に何か気を付けていたことはありましたか?

英検1級ではAttitude(態度)という評価はないですが、態度に気を付けていました。また、語彙評価は高くしたいと思っていたので、パラフレーズを多用し、様々なボキャブラリーを使うよう心がけました。

―なるほど。確かに語彙部分は最もスコアが取れていますね!では、英検1級全体を振り返って、どのパートが一番難しかったですか?

1次試験の英単語が一番難しかったです。パスタンと分を覚える英語で単語jは回したつもりでした。しかし、結果は25問中、15問しか取れていませんでした。合格者の方は満点近くとっているので、自分は落ちたと思っていました。

―そうなんですね。ありがとうございます。今回英検1級に合格されたわけですが、英語関係で他に資格はお持ちでしょうか。

英検1級と同じ時期にTOEICを受験し、930点取得しています。まただいぶ前ですが、IELTSも受験していて総合バンドは7.0です。

―ありがとうございます。ではそれらの英語試験の中でどれが一番難しかったでしょうか。

やはり英検1級が一番難しかったです。TOEICは時間との勝負で、英語自体はそこまで難しくありません。IELTSも日常会話程度なので、そんなに難しいとは感じませんでした。

英検はトピックが決められていて、かつスピーチを2分間しなければいけません。英語力というか、背景知識がなければ全然しゃべれないです。今回、英検1級のエッセイは防衛関係の問題でしたが、それを知っているか、その背景知識がないと書けないので、英検とTOEICとで圧倒的知識量の差みたいのはあると思います。

―英検1級に合格して間もないですが、合格後何か変化などはありましたか?あれば教えてください。

そうですね。周りの友達の間ではTOEICは900以上とっている人も多く、930点取っても「へぇ~」という程度でしたが、英検1級は総合的にみて評価されることが多いなと感じます。

―ありがとうございます。では、最後に英検1級を目指す人に向けてメッセージがあればお願いします。

とにかく単語が大事です。ひたすら単語力をつけましょう。2次試験については、トピックが5つあるので、その中で一つでもいいので完璧に答えられるものを用意すると精神的にいいかもしれません。1次試験の結果に自信がある人は、早めに準備してきちんと用意するとよいと思います。

  • B!