早上好,Buenos dias、おはようございます。私は現在中国語、フランス語、英語、スペイン語を継続して勉強しています。英語に関してはほとんど辞書を使わなくても大丈夫になりましたが、それでもやはり辞書はあった方が安心ですし、中国語、フランス語についてはまだまだ辞書が必要です。これだけ複数の言語を勉強していると、辞書もそれだけそろえなければいけないんですよね(笑)。
という方や、
と考えている人も多いのではないでしょうか。最近ではスマートフォンに辞書アプリをインストールして使っている人も増えてきていますが、やはり辞書機能に特化して作られている電子辞書は使い勝手が全然違います。
そこで、今回は多言語学習者にお勧めの辞書紹介と、電子辞書の二大メーカー、CASIOとSHARPの追加コンテンツの違いについて詳しい比較を行っていきたいと思います。
結論から言うと、追加コンテンツの豊富さやメジャーな第二外国語コンテンツが充実しているCASIOの電子辞書がお勧めです。コストパフォーマンス的に最も優れているのはCASIOの2018年モデルですが、徐々に入手しづらくなってきているのと、旧モデルなので最新の機能が使えなかったりするので、これから購入するのであれば最新のモデルがよいかと思います。
ちなみに、
ここで紹介する電子辞書はメジャー言語のみを取り扱っています。タイ語やカンボジア語などマイナー言語は電子辞書自体がそもそも存在していないものが多いので、引き続き紙の辞書を使うしかないのかなぁと思います。。。もし、ここで紹介している言語以外でおすすめの電子辞書があったらコメント欄などで教えていただけると幸いです。
マルチランゲージ対応電子辞書
1か国語(例えば英語や、中国語)だけを勉強するのであれば、専用の電子辞書で十分です。しかし、それ以外にも第二外国語、第三外国語と勉強する場合、すべて一つの辞書で対応できたらとても便利ですよね。
電子辞書の二大メーカー、カシオとシャープ、どちらも追加コンテンツで辞書を追加できまが、若干の違いやそれぞれ特徴があるので、違いを表でわかりやすくまとめてみました。
CASIO 2018年モデル | CASIO 2020年モデル | SHARP Brain | |
対応言語 | 9か国語 | 9か国語 | 8か国語 |
追加方法 | CD、SDカード | ダウンロードのみ | ダウンロード、SDカード |
その他 | ロシア語、ポルトガル語あり | ロシア語、ポルトガル語あり | ベトナム語あり |
この中でコストパフォーマンス的に最も優れているのが、CASIO2018年モデルです。旧モデルになりますが、追加コンテンツが安く手に入るので、トータルの価格では2018年モデルが最もお得なのです。
例えば、フランス語の追加コンテンツですが、CDで追加する場合、メーカー小売価格が6,980円+税なのに対し、ダウンロード版は10,000円+税となり、3,000円も異なります。
ただ、旧モデルになるので、入手が難しかったり、最新の機能が使えなかったりするので、これから購入するのであれば、最新のモデルを購入しましょう。異なるのはコストパフォーマンスのみですので、最新のモデルでも十分多言語コンテンツを活用することが可能です。
追加可能言語
カシオもシャープも、マルチランゲージ対応ですが、対応言語が若干異なります。そこでそれぞれの対応言語を表にまとめてみました。
CASIO | SHARP | |
英語 | 〇 | 〇 |
ドイツ語 | 〇 | 〇 |
フランス語 | 〇 | 〇 |
スペイン語 | 〇 | 〇 |
ポルトガル語 | 〇 | × |
イタリア語 | 〇 | 〇 |
ロシア語 | 〇 | × |
中国語 | 〇 | 〇 |
韓国語 | 〇 | 〇 |
ベトナム語※ | × | 〇 |
上の表を見ていただければわかる通り、CASIOのほうが豊富なコンテンツを提供していることがわかります。ベトナム語を勉強するという人でない限り、CASIOのほうが多くの辞書を提供していますのでこちらを購入しましょう。
ちなみに、言語以外にも下記のようなコンテンツが追加可能となっています。
- 広辞苑
- 日本国語大辞典
- 全訳古語辞典
- 日本歴史大辞典
- 生物辞典
- 高校数学解放辞典
- 今日の治療薬
- 南山堂 医学大辞典
- 岩波 理化学辞典
- 介護福祉用語辞典
おすすめの電子辞書
それでは、具体的にCASIOの中でマルチリンガルにお勧めのモデルをいくつかピックアップしていきたいと思います。
マルチリンガルとはいえ、英語は多くの場合欠かすことができない言語だと思いますので、最もおすすめなのは、英語モデル+追加コンテンツで辞書を追加していくというスタイルです。私自身はこのスタイルで、スペイン語、韓国語、中国語、フランス語を追加して使用しています。
英語を専門にはしていないけれど、英語を中心にしてそれ以外の言語をマルチに学習したいという人には、CASIOが販売しているマルチリンガルを想定したモデル、XD-SX7000がお勧めです。
ココがポイント
CASIO、SHARPの販売している辞書はほとんどのモデルが追加コンテンツに対応しています。特にこだわりがなければ、まずはメインのコンテンツの充実度で辞書を選び、必要に応じて言語を追加していくという使い方もできます。
ココに注意
小学生向けSKシリーズ、コンパクトなCVシリーズにはコンテンツの追加ができないのでご注意ください。
英語+第二外国語でマルチリンガルを目指している人にお勧め
まず紹介するのが、CASIOの英語モデルXD-SX9800です。マルチリンガルを目指しているとはいえ、英語はやはり最重要言語といっても過言ではありません。そこで、英語を中心にしつつ、第二、第三の外国語を学びたいというひとにお勧めなのが、XD-SX9800です。
こちらは英語関連の辞書が23コンテンツも入っています。通常の辞書以外にも、カタカナで引くスペリング辞書やロイヤル英文法といった文法書もそろっているので、英語を極めたい人にはお勧めの辞書です。
また、英語モデルということもあり、英語関連の資格に特化したコンテンツも豊富に収録しています。たとえば、TOEIC公式問題集や、超人気TOEFL英単語3800なども収録されているので、試験対策もこれでばっちりです。
XD-SX9800について詳細はCASIO公式ページを参照ください
もちろん、追加コンテンツに対応していますので、購入後、任意でフランス語やロシア語辞書を追加することもできます。
第一外国語が英語以外の人にお勧め
マルチリンガルを目指している人の中には、第一外国語が英語以外の方もいるかと思います。CASIOは外国語モデルとして、中国語モデル(XD-SX7300)、フランス語モデル(XD-SX7200)、ドイツ語モデル(XD-SX7100)を販売しています。もちろん、それ以外のモデルを購入して後から、コンテンツを追加してもよいですが、特定の言語に特化したモデルのほうがコンテンツの充実度が異なります。
例えば、中国語モデルのXD-SX7300には、中国語関連の辞書が下記の通り含まれていますが、別のモデルを購入して別途中国語コンテンツを追加する場合は、太字のコンテンツしか追加することができません。
- 愛知大学/大修館書店 中日大辞典第3版
- 北京・商務印書館/小学館共同編集 中日辞典第3版
- 北京・対外経済貿易大学/北京・商務印書館/小学館共同編集 日中辞典第3版
- 上海辞書出版社 現代漢語大詞典
- 上海訳文出版社 漢英大詞典
- 上海訳文出版社 英漢大詞典
- 小学館 オールカラー中国語生活図解辞典
- 日中韓辭典研究所 日中英固有名詞辞典
- 大修館書店 写真:中国語 新語ビジネス用語辞典 Ver.2.3
- 大修館書店 中国語 新語ビジネス用語辞典
- 日経BP社 日中英・電子技術用語対訳集 第2版
- 三修社 文法中心 ゼロから始める中国語
- 三修社 口が覚える中国語
その言語を専門に学びたいのであれば、やはり学習言語に特化した辞書を購入したほうが長期的に見てお勧めです。
残念ながら、中国語、フランス語、ドイツ語以外の言語に特化したモデルはCASIOは出していないので、そのほかの言語が第一外国語の方は、CASIOの外国語ベースモデルXD-SX7000を購入して追加でコンテンツをダウンロードしましょう。
ビジネスでの活用+マルチリンガルを目指している人へお勧め
次に社会人にお勧めなのがビジネスモデル、XD-SX8500です。不動産ビジネス、会計監査や経済、経営用語が含まれていますので、語学だけでなくビジネスでの場面でも活躍が期待できます。外国語としては英語の辞書が一通りそろっていますし、社会人に必要なTOEICの単語帳なども含まれているので、英語に関しても十分そろっています。
こちらももちろん追加コンテンツ対応です。
学生へお勧め
高校生の方で、将来マルチリンガルを目指そうと思っている方はXD-SX4810がおすすめです。
長期的な視点で、大学入学後、英語以外の第2外国語に力を入れたい、という高校生、受験生はまずはCASIOのXD-SX4810を購入しておきましょう。
大学入学してから、第2外国語の辞書が必要になった際は追加コンテンツで追加すれば完璧です。
まとめ
ここではマルチリンガルを目指す方におすすめの電子辞書を3つほど紹介しました。私が使っているのはXD-SX9800です。現在、スペイン語、ハングル、中国語、フランス語の4つの辞書を入れて使っています。わからない単語があるとき、スペイン語でも、英語でも、フランス語でも、中国語、ハングルでも一つの辞書で調べられるので非常に便利です。
マルチリンガルを目指す方への推薦辞書を紹介しましたが、マルチリンガルではなく、一つの言語を極めたい!という方はあえてこちらの辞書を選ぶ必要はありません。専門的に翻訳や通訳をするというのであれば、やはりその言語に特化した電子辞書を使ったほうがいいでしょう。
なお、CASIOのXD-SXシリーズであれば基本的に追加コンテンツでいくらでも辞書を追加できます。マルチリンガルを目指す人もそうでない人も、辞書選びで迷ったらとりあえずCASIOのXD-SXシリーズを購入しておきましょう。