こんばんは。2018年1月にフランス語の勉強をゼロから開始し、2018年6月に行われたフランス語検定春季試験で無事3級に合格したわけですが、その際に利用した参考書は勉強方法などを紹介したいと思います。私はフランス語の学習からわずか半年間でフランス語検定3級に合格しました。仏検3級は第二外国語として2年間終了レベルですので、それをわずか半年でクリアしたことになります。ということで、実際に使用した参考書や勉強方法などを紹介します。
フランス語検定3級のレベルは?
フランス語検定3級の難易度はおおよそ大学で2年間フランス語を学習してきたレベルになります。勉強時間はおおよそ200時間といわれています。フランス語検定はさらに下に4級、5級があります。大学1年間終了レベルが仏検4級ですので、まずは4級から始めることをお勧めします。
フランス語検定3級に使用した教材
4級をスキップして3級を受験しましたので、当然使用した参考書には4級の物も含まれます。まずは外国語を学ぶ上で最も重要な単語帳から紹介します。
単語帳
フランス語の単語帳はあまりないので、必然的にキクタン一択になりました。他にもいくつか単語帳はありますが、一番よく構成されているのがキクタンの単語帳です。
5級、4級の単語は9割ほど覚えました。正直3級の単語帳はあまり手を付けられず、4割ほどしか覚えられませんでしたが、フランス語検定3級には合格することができました。5級、4級の単語をしっかり覚えていれば、3級の合格は可能かと思います。
キクタンの単語帳はCDがついているので、音がわからなくても音声で確認することができます。少々残念なのは単語帳に発音記号の記載がないところですが、これは妥協するしかないですね。
電子辞書
次に紹介するのが電子辞書です。外国語を学ぶ上で電子辞書は欠かせません。ここではおすすめの辞書を2つ紹介します。
フランス語専門辞書
フランス語検定1級やDALF C2などフランス語を徹底的に極めたい方におすすめの辞書です。XD-Z7200はフランス語に特化した電子辞書で、なんと11種類ものフランス語コンテンツが収録されています!仏仏辞典も入っているので、長期的にも絶対有利になる電子辞書です。是非この電子辞書でフランス語マスターになってください♪
追加コンテンツ
ちなみにCASIOのXD-Zシリーズ電子辞書は基本的にCD-ROMやメモリーカードで辞書を追加することができます。私が使っているのもこちらで、ビジネスモデルの電子辞書にCD-ROMでフランス語辞書(ロワイヤル仏和中辞典・プチロワイヤル和仏辞典)を追加して使っています。詳細については別記事でまとめているので、追加コンテンツを使いたいという方は確認してみてください。
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動詞活用
フランス語の中で最も重要になる動詞の活用についてはアプリを使って勉強しました。iPhoneの「ぺらぺらフランス語動詞活用変化」というアプリと、「Conjugaison」という活用一覧アプリです。これらのアプリについての詳細は別記事にまとめてありますので、気になる方は確認してみてください。
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文法
3級レベルの文法は過去形なども入ってくるため、少々困難を極めます。これは「フラ語入門、わかりやすいにもほどがある」という本で勉強しました。フランス語の文法は複雑ですが、3級までの文法であればこちらの文法書でも十分対処可能でした。
こちらの参考書だけでは不安という方は、NHK出版の「これならわかるフランス語文法:入門から上級まで」というのがおすすめです。文法書についての詳細は別記事にまとめてあるので詳細が気になる方は確認してみてください。
過去問・問題集
上記で基礎を固めたうえで、問題集を使って3級の対策を行いました。解説もしっかりしているので、下手すればこの参考書だけでも合格できるかもしれません(笑)。
勉強方法
語学学校
3級に半年で合格できましたが、半年前(2018年1月)までは本当にゼロの状態でした。以前少しスペイン語を勉強したことがありますが、いくら似ている言語とは言え、異なる言語ですのでほとんどゼロといってよかったでしょう。そこで、まずは語学学校へ通いました。私が通ったのはECC外語学院です。こちらで3か月ほどフランス語の授業を受けました。使っている教科書が非常によくできていたので、ゼロからの自分が基礎を固めるには非常に良かったです。
ECC外語学院でのフランス語授業については別記事にまとめてあるので確認してみてください。
事情があり3ヵ月のみの受講でしたが、非常に良い授業でした。
とにかくフランス語漬け
3か月後からはとにかくフランス語漬けの毎日でした。多読、多聴、単語、、、一日のうち半分ぐらいはフランス語に触れていました。多読で活用したのは、かなり難しいですが、フランス語の星の王子様「Le petit Prince」です。音声ファイルもついているので、多読、多聴はこれでカバーしました。
多読・多聴については別の記事でまとめたるので、そちらも参考にしてみてください。
こちらの記事で紹介している教材のほかに、補足としてNHKの「まいにちフランス語・入門編」を聞きました。特に初めのほうはゼロからでしたので、こちらの教材は非常にありがたかったです。
単語
単語は耳で覚えることに力を入れました。いったんスペルはあまり気にしないようにしました。スペルについては多読のほうである程度カバーするようにし、耳で音を覚えるよう鍛えました。
具体的には、キクタンの単語帳に付属してくるCDをiPhoneに取り込み、1日最低でも20分、耳で聞いて、発音する、いわゆるディクテーションを繰り返しました。その結果、5か月でフランス語検定5級、4級レベルの単語の原型については8割~9割ほど覚えることができました。
ただし、正確なスペルや活用(特に不規則動詞)については後回しにしたため、現在でもスペルは自信がありません。
動詞活用
単語は上記の方法で覚えたうえで、動詞活用は前述したアプリを使いました。特に、ゼロからの学習でしたので、基本動詞である、être, avoir, fair, dire, pouvoir, aller, voir, savoir, venir, devoirといった基本不規則動詞は完璧にするようアプリで何度も繰り返しました。基本不規則動詞以外の不規則動詞の活用は自信がありませんが、基本不規則動詞と第一規則動詞の変化は完璧に覚えました。
まとめ
ゼロからの学習で半年間でフランス語検定3級に合格しましたが、正直かなりきつかったです。多少英語に近い部分はあるものの、逆にそれが足を引っ張る場合もあり、苦労しました。しかし半年間、集中して仏語漬けになることで、ぎりぎりではありましたが仏検3級(CEFRでA2)レベルまで語学力がついたことはよかったと思います。ここまで追い込む必要はないと思いますが、急な転勤などでフランス語圏へ行かなければいけなくなったなど、短期間でフランス語を勉強しなければいけない場合、参考にしてみてください。