こんばんは。英検準1級突破に意外と苦労したがおちゃんです。英検準1級の長文読解は2級までとはだいぶ難易度が変わり、英語の文書構造を理解していなければ突破が難しいです。しかし、一度理解してしまえば決して難しいものではありません。むしろ英語を読むのが好きになるぐらいです。ということで、私自身が英検準1級突破のために行った対策と教材を紹介していきます。
英検準1級の中ではリスニングに次いで難しいパートというアンケート結果も出ています。それだけに、英検準1級突破には非常に重要なパートであるということがわかると思います。ということで、準1級突破に必要な勉強方法を紹介していきます。
ちなみに、アンケート結果はこちらから確認できます。
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英検準1級の長文読解
勉強方法に入る前に、英検準1級の長文読解問題について解説しておきましょう。英検準1級の長文読解は、2級と比べるとはるかに1センテンスが長い文が多くなります。例えば、2018年第三回の長文読解最終問題では、英検2級の最終文書と準1級の最終文書では平均して10単語以上も差がありました。
最初の2パラグラフだけ比べても、2級は平均して一文が16単語だったのに対し、準1級は28単語もありました(2018年第三回2級、2018年第三回準1級問題比較)。
日本では、わかりやすい文書を書くために、「できるだけ一文を短く」といわれることが多いですが、英語はその逆で高度な文書になればなるほど一文が長くなる傾向にあるのです。そのため、英語の文を日本語式に並べ替えて理解する方式では時間的に限界があり、準1級といえども、内容理解に時間がかかってしまうのです。
そこで必要になるのが、英語式英文理解力です。英語は前から後へ順番に理解していけば問題ありません。ということで少々遠回りに感じるかもしれませんが、準1級を目指すのであれば、まずは日本語式考え方(文を並べ替える)をリセットし、英語式考え方を身に着けるようにしましょう。
英語式リーディング参考書
まず紹介するのは「即戦力がつく英文ライティング」という本です。ライティング用の参考書になっていますが、長文読解にも応用可能で、英文構造を理解することで長文読解が楽になります。
アウトプットである「ライティング」としてのスキルを身に着けることで、効率よく読解力を向上させることが可能です。英文と和文は根本的に構造が異なっているため、高度な長文を理解するためにはしっかりと英文の構造を理解する必要があります。そのためにも、この1冊は非常にお勧めとなっています。
慣れないうちは英文を理解するのは難しく感じますが、実は英語は「読み手主導型」で日本語は「書き手主導型」といわれています。つまり、英語は書き手が読み手に理解できるように文を書く必要があるのに対し、日本語は読み手が筆者の意図を読み取る力が必要な言語なのです。この違いを理解できれば、英文を理解するのがぐっと楽になり、むしろ日本語が難しく感じることでしょう。
絶版になってしまいましたが、こちら以上にお勧めなのが「ネイティブ並みの『英語の書き方』がわかる本」です。出版社が破産してしまい、現在では古本としてしか入手できなくなってしまいましたが、非常にお勧めの本ですので、英検準1級だけでなく、その後の1級、TOEFLなど総合的な英語ライティング・リーディングを身に着けたい方は中古でも購入してみることをお勧めします。
英検準1級長文読解参考書
英語式リーディングの参考書と合わせ、しっかりと準1級長文読解用の参考書も用意すると合格がぐっと近くなるでしょう。おすすめは旺文社の「英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題」です。
こちらは英検準1級に特化しており、長文を読む際にどこに注目して読めばよいのかといったテクニックの部分の解説や、問題文の詳しい解説がついているので英検準1級を目指しているのであればぜひともそろえておきたい一冊です。
英語に慣れよう
ここまでは英検に特化した勉強方法を紹介しましたが、準1級レベルになるとかなり海外のニュースも読めるようになります。そこでお勧めなのは、洋書や英字新聞などを読み、普段から英字になれることです。そうすることで、英文がスムーズに読めるようになりますし、海外事情にも詳しくなれるのでお勧めです。
お勧めの洋書
お勧めの洋書はいくつかありますが、私自身2級から、準1級を目指しているときに読んだのは「Norwegian Wood(ノルウェイの森)」です。すでに日本語で読んだことのある方も、そうでない方も、文構造がそこまで難しくないのでお勧めです。
内容は少々難しいですが、文構造が非常によくできており、文書自体の理解は難しくないです。ハリーポッターの原書を読むよりはだいぶ楽なのでおすすめです。
Kindle版であれば、安く購入できますし、わからない単語があっても辞書で調べながら読むことができるのでKindleアプリやKindleをお持ちの方は電子版を検討してみてください。
お勧めの英字新聞
お勧めの英字新聞は「Nikkei Asian Review」です。こちらはアジアのニュースを中心に書かれた週刊雑誌になっています。分野によっては難しいですが、まずは自分の興味のある分野のニュースから読んでみるのもよいでしょう。アジアのニュースが中心なので、内容も身近で理解がしやすいのでお勧めです。
Nikkei Asian Reviewについては別記事でも詳しく紹介していますので、確認してみてください。
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まとめ
英検準1級は2級と比べると、かなり高度な英文が登場するようになります。難易度としてはかなり高いですが、準1級に合格すると自分の興味のある分野であれば、英語でも十分理解できるようになります。
2級までと異なり、ビジネスでも使えるレベルに到達しますので、せっかく英語を勉強しているのであれば準1級にも挑戦してみてください。