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中国留学、半年間で中国語はどのぐらい伸びるの?

こんにちは。学生時代に中国へ交換留学していたがおちゃんです。中国語を勉強していると、やはり本場中国へ留学したいですよね。大学生であれば所属大学の提携などで留学できる場合も多いので確認をしてみましょう。留学するのであれば、語学力はもちろん伸ばしたいですよね。大学によっては複数の期間を選べる場合があるので、費用対効果で期間は迷うところだと思います。そこで、8か月中国へ留学していた私が、半年間でどのぐらい伸びるのかを記事にしてみました。

半年間中国留学でHSK5級、中国語検定2級

勿論、留学前の中国語レベルや、留学中の本人の努力によって大きく異なるかと思います。私自身、留学前の中国語レベルは中国語検定3級にぎりぎり合格するレベルでした。HSKは受験したことがありませんでしたが、おおよそ3級から4級の間レベルであったかと思います。

そんな私が、中国へ留学後4か月でHSK5級に215点で合格、帰国後中国語検定2級は合格できませんでしたが、1点差という非常に惜しいところまで行くことができました。もちろん、努力によってはそれ以上に伸びるでしょうが、半年間(1期)留学して入ればある程度中国語が話せるようになります。

中国へ留学するなら中期?長期?

では、実際に中国へ留学する際、どのぐらいの期間留学すればよいのでしょうか。私自身の経験からすると、最低でも1ヵ月、語学留学であれば最長でも1年ぐらいが良いでしょう。

短期は1ヵ月

大学や費用などの面から長期間留学できないという方もいるでしょう。その場合でも、最低でも1か月間は中国に滞在できるプランを選ぶことをお勧めします。

というのも、学校の教科書などで習う中国語は非常にきれいな中国語で、かつゆっくり話されています。私自身、中国語検定3級に合格していきましたが、最初の数週間は現地の中国語になれず、簡単な中国語も聞き取ることができませんでした。

しかし、少しづつ慣れていき2週間で自分の知っている中国語であれば聞き取れるようになりました。聞き取れるようになってからがスタートラインですので、2週間前後で終わってしまう超短期留学は、耳が慣れて終わりになってしまう可能性が高いのです。

そのため、短期留学するのであれば、最低でも耳が慣れてから数週間は滞在できるよう、1ヵ月間のプランを選ぶようにしましょう。

中期は半年(一学期)

これは私の選んだ期間です。私の大学では交換留学で8か月(1学期とちょっと)という中途半端なものでしたが、効果としては非常に良かったと感じています。現地で一学期、まるまる語学留学をすることで、中国語は飛躍的に伸びます。

中国の学校は9月に始まり、6月に終わります。1学期まるまる滞在するには最低でも4か月いる必要があります。半年間(6か月)滞在すれば、1学期プラスαで中国国内を旅行することもできますし、中国をより深く知ることができます。授業期間中はなかなか遠くまで旅行に行くことができませんが、冬休みなどを使えば広大な中国を広く旅行することが可能です。

旅行することで、地域ごとの中国語の違いや方言、また標準語の癖なども知ることができるのでお勧めです。中国語がわからないときは、地域ごとの発音の違いは気づくことができませんでしたが、ある程度聞き取れるようになってから旅行へ行くと、地域ごとの違いに気づくことができるのでお勧めですよ。

私自身、8か月という期間でしたが、ちょうど2月に春節休みがあったので、その前後を利用して国内旅行をしました。すると、南部のほうの中国人の話す中国語、そして内陸の人の話す中国語で大きく異なることに気づくことができ面白かったです(もちろん、彼らは標準語を話しています)。そして春休み終了後、大学の授業が始まると、先生の中国語が非常にきれいで聞き取りやすかったことを覚えています。

同じ先生の中国語ばかりだと、気づかないのですが、旅行に行き、なまった中国語に触れることで、本来の教科書通りの中国語がよりきれいに、より聞き取りやすくなったのです。

また、1学期終了後にHSK 5級を受験しましたが、こちらも無事合格することができました。現地中国人と交流したり、大学や省立図書館へ通い、中国の歴史や社会をせっせと学びました。その結果リーディング(読解)スキルを飛躍的に伸ばすことに成功したのです。

中期留学するのであれば、可能であれば1学期プラスアルファの期間留学することをお勧めします。

長期は1年

そして長期であれば1年が良いでしょう。日本人の場合はすでに漢字を知っていますので、読解力は西洋から留学する人たちと比べれば格段に高いです。そのため、筆記試験では高得点を取れるのに、面接では劣ってしまうという事象が発生します。必要なのは音と結びつける作業なのですが、これは1年もあれば十分かと思います。

本科留学生として4年間、中国語+アルファを学びに行く留学生がいますが、語学を極めるのであれば、あまり長居は不要でしょう。だらだらと長く勉強しても、あまり効果はありませんので、語学留学するのであれば最長でも1年以内にし、それ以上は語学以外のことを学ぶ本科生として留学するのが良いでしょう。

まとめ

中国語は世界で最も話されている言語(母国語として)です。日本の隣国であり、かつ世界第二位の経済大国ということもあり今後ますます中国語の必要性は高まっていくでしょう。大学生の方は、大学のプログラムなどを利用して中国へ留学を考えている人も多いかと思います。留学する際は、可能であればぜひ中期(1学期)以上を目指すようにしましょう。

そして、留学期間中は現地の中国人と交流し、旅行をし、生の中国語と触れ合うようにしましょう。そうすればきっと充実した留学生活を送れることでしょう。

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がおちゃん

英検1級、TOEIC 925、TOEFL iBT 85、HSK5級、中国語検定3級、フランス語検定3級を取得し、ぎりぎりのクアッドリンガルを自称しています(笑)。現在モロッコ在住で、フランス語、アラビア語(モロッコ方言)、ところによりスペイン語が話されているので、ヘキサリンガルを目指し奮闘しております。言語習得の苦労話や参考書など紹介していければと思っています。

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