大家好!皆さんこんにちは。8か月の留学でHSK 5級を取得したがおちゃんです。中国留学を考えている方は留学でどのぐらい中国語が伸びるのか気になりますよね。留学と一言で言っても、短期・中期・長期と様々な期間があるので単純には比較できないですよね。そこで、今回は様々な期間、留学していた人へアンケートを取り、留学期間別にどのぐらい中国語が伸びるのか記事にしてみました。ご自身の目標の参考や、目標からどのぐらい留学すべきか決定する参考にしてみてください。
中国留学でどのぐらい中国語は伸びる?
私自身は8か月でHSK 5級まで伸びましたが、同じく私の大学から留学した子はHSK 4級にとどまっていました。また、留学先で知り合った日本人1人は半年でHSK 6級、4人は1年でHSK5級と、人によって差はありますのであくまでも参考値になります。
こちらが独自に調査したアンケートでの期間別、中国語達成度です。青の部分が平均平均値になっています。
なお、回答者のほとんどはHSKを受験している方が多かったですが、参考までに中国語検定も載せておきました。HSKと中国語検定の詳細なレベル・難易度比較については別記事にまとめてありますので、確認してみてください。
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グラフの見方
個人差があるので、グラデーションにしてあります。前述したとおり青色の部分が平均値、それ以上のオレンジ色のグラデーション部分がアンケートで入手できた最高値になります。
個人差があるのでグラデーションにしてあります。もちろん人によってはこれ以上も目指すことができるでしょう。
短期留学でどこまで伸ばせる?
中国留学といっても、大学生であれば春休みや夏休みなどの休み期間のみを使った短期留学や語学研修も多いかと思います。短期留学で最も多かったのは、中国語検定3級レベルでした。
やはり短期間でビジネスレベルまで伸ばすことは難しいですが、基礎レベルを固めるためには必要かと思います。中国語検定準4級、中検4級までは留学せずとも取得できる方が多いですが、中国語検定3級となると、少しでも中国へ行っている方のほうが断然有利になるようです。
中には短期留学でHSK 6級というつわものもいましたが、そこまで伸ばすには相当努力されたのでしょう。
短期留学で目指せる中国語レベル
どうしても短期ですので目指せるレベルは低くなってしまいます。それでも、中国へ行き、生の中国語に触れることで日常会話や旅行会話ぐらいは話せる・聞けるようになるでしょう。
中期留学でどのぐらい伸ばせる?
次に1期(春期・秋期など)留学する中期留学です。私自身がこれでした。私は1期と数か月という中途半端な留学でしたが、HSKは5級 217点、中国語検定は2級に1点差で不合格というところまで伸ばすことができました。実際私の大学でも、留学した人たちはHSK5級、中国語検定2級合格者が多かったです。
アンケート結果では半年間の留学ではHSK 4級と5級、中国語検定3級と2級合格というように回答がばらけました。
最も差が出たのも中期留学で、低い人は中国語検定3級、HSK4級~高い人は中国語検定準1級、HSK6級という人もいました。微妙な期間ですので、努力する・しないによって大きく差が出る留学期間ともいえるでしょう。
中期留学で目指せる中国語
平均が中国語検定2級レベルでしたので、簡単なビジネスであれば使えるレベルまで向上することがわかります。またHSKも5級ですので、その後中国へ本科生として学部留学をすることも可能なレベルまで伸ばすことができます。
中国国内で就職する場合にも必要なレベルには到達することができますので、最低限の中国語は習得し、使うことができるようになるでしょう。
留学1年でどのぐらい伸ばせる?
次に1年間留学する長期留学です。
1年間留学すれば、HSK 5級、中国語検定2級は比較的合格者が多くなってきます。そして上はHSK6級もちらほら、中国語検定準1級・1級合格者も出てきます。
1年も留学すれば、日常会話ではほとんど困らなくなります。そして、ビジネスレベルの中国語も習得が可能になってきます。
1年留学で目指せる中国語
1年留学で目指せる中国語はビジネスレベルになります。もちろん、ビジネスでバリバリ使うレベルを目指すなら、相当の努力が必要となりますが、中国への学部留学や就職で必要とされるHSK 5級合格者が多くいますので、最低限のビジネス中国語は使えるといってもよいでしょう。
1年留学でのポイント
1年間の語学留学で中国語を伸ばすには、留学前期の努力が重要になります。中国へ語学留学をする場合、多くが前期・後期というように9月から1月までの期間、3月から6月までの期間に分かれます。学期の始まりにはクラス分けテストがあるので、その結果に従って授業を受けることになるのです。
ビジネスレベルの中国語を目指すには、後半の半年で上級クラスへ行く必要があります。そのためには前半の半年間にきちんと中国語を学ぶ必要があるので、前期は頑張って中国語漬けの環境にしましょう。
長期留学でどこまで伸びる?
最後が2年以上の留学です。ここまでくると、ほとんどの人はHSK6級、中国語検定も1級に合格することができるようになります。語学留学だけで2年以上留学するのはまれかと思いますが、参考にしていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。中期留学は努力や能力によって個人差が大きく出た結果となりました。ビジネスで十分使えるレベルの中国語を目指すためには、2年以上の期間が必要ですが、努力すれば1年間でも十分目指すことが可能です。
費用対効果を考えると、最もおすすめの留学期間は1年間です。1年間留学すれば、現地の友達もたくさんできますし、長期休みも挟みますのでその間に中国国内を旅行することも可能です。
これから中国へ留学を考えている方はぜひ参考にしてみてください。